ハーモニックパターン

ハーモニックパターン クラブとは?Dが最も遠い型の比率と注意点

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鼻ツっぺ

少額資金(数万円〜)からのFXスイングトレードを中心に研究・実践しています。

主にブレイクアウト手法における「ダマシ回避」「環境認識」「資金管理」をテーマに検証を継続。
実戦で再現性のあるトレード設計を公開しています。

MT4・MT5インジケーターおよびEA開発も行い、ロット計算・資金設計ツールなど実務に直結する開発・運用を実施。
「当てるトレード」ではなく「崩れない設計」を重視した少額資金トレード戦略を発信しています。

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こんぬつゎ!鼻ツっぺです♪

ハーモニックパターンの仲間を順番に見てきて、今日は「クラブパターン」だよ☆

名前はカニ(クラブ)から来ているよ。

ハサミというか、腕を片方だけ上げていて、
左右が非対称な形が、カニに似ているからなんだ。

クラブは、仲間の中でも「Dがいちばん遠くまで行く」と言われる型なんだ。

見た目はバタフライにそっくりだから、
「どこが違うの?」って、頭がごちゃごちゃになりやすいよね。

ここ、初心者のころは混乱しやすいんだよね(汗)。

今日は、クラブの形、比率、バタフライとの違い、
そして「損切りまでの幅が広くなる」という大事な注意点を、
できるだけやさしく書いていくよ。

ハーモニックパターン全体の流れは、
ハーモニックパターンとはにまとめているよ。

まだの人は、先に読んでおくと、今日の話がすっと入ってくると思うな。

クラブパターンってどんな形?

クラブも、X・A・B・C・Dという5つの点でつくるジグザグの形だよ。

ここまでは、ガートレーやバタフライと同じなんだ。

特徴をひと言でいうと、「Dが、Xを大きく越えて、いちばん遠くまで伸びる」形だよ。

クラブパターンのイメージ図。DがXを大きく越えて、最も遠くまで伸びる

山登りでたとえると

Xから山頂Aまで登って、Bまで下りて、Cまで登り返す。

ここまでは普通だよね。

クラブは、そのあとの下りが長いんだ。

登山口(X)を通り過ぎて、さらに深い谷の底まで下りてから、引き返すイメージだよ。

下りが長いぶん、「ほんとにここで止まるの?」と、不安になりやすい形でもあるんだ。

強気と弱気

ここまでの図は、価格が上がることを期待する「強気」の見方で描いてあるよ。

上下をさかさまにすれば、「弱気」の形になるんだ。

点の取り方は同じで、向きだけが反対だと考えてね。

クラブの比率を見てみよう

ここから数字がいくつか出てくるけど、暗記は不要だよ。

「目安はこのあたりなんだな」と眺めてもらえれば、それでOKなんだ。

クラブの比率の目安をまとめた表。DはXAの1.618倍

B点は「0.382〜0.618戻し」

XからAまで上がったあと、Bまで戻るよね。

クラブでは、XAの動きの0.382〜0.618戻しのあたりにBが来るのが基本だよ。

浅めから中くらいの戻しで、ガートレーのBとも近い範囲なんだ。

C点は「0.382〜0.886戻し」

Cは、ABの動きの0.382〜0.886戻しの範囲にあればOK、
というゆるめの条件だよ。

範囲が広いから、Cだけでクラブかどうかを決めるのは難しいんだ。

D点は「XAの1.618倍」

いちばん大事なのがここ。

DはXAの動きの1.618倍の位置が目安だよ。

XからAまでの動きを、Xのさらに先へ、1.6倍ちょっと伸ばした場所、ということだね。

バタフライのDが1.272倍(資料によっては1.618倍まで広げる)だから、
それよりも遠いんだ。

BC射影は「2.24〜3.618倍」

BCの動きに対して、CDが2.24〜3.618倍になるか(BC射影)も、
Dの位置の裏づけに使われるよ。

数字の幅が大きいことからも、Dが遠くまで伸びる型だと分かるよね。

比率は資料によって違うことも

念のため言っておくね。

クラブの数字も、資料ごとに少しずつ違うよ。

ここで挙げた値は、一般的に使われる目安のひとつなんだ。

実際のチャートでピッタリ一致することはまれで、近ければOKと考えるのが現実的だよ。

バタフライとの違いを整理しよう

クラブがいちばん混ざりやすいのは、バタフライなんだ。

2つを並べて整理するね。

バタフライ クラブ
Dの位置 XAの1.272倍あたり(資料により1.618倍まで) XAの1.618倍
Xとの関係 Xを越える Xを大きく越える
動きの大きさ 大きくなりやすい さらに大きくなりやすい

違いは、ほとんど「Dがどこまで行くか」だけなんだ。

1.272倍で止まればバタフライ、1.618倍まで来ればクラブ、というのが目安だよ。

ただ、バタフライの上限を1.618倍まで広げる資料もあるから、
境目はあいまいなんだよね。

だから、「これはバタフライかな?クラブかな?」と迷ったら、
名前にこだわりすぎなくて大丈夫。

大事なのは、「Dがとても遠いところまで来る形だ」と分かっていることなんだ。

バタフライの詳しい解説は、バタフライパターンの解説にまとめてあるよ。

ガートレーとの違いも出てくるから、あわせて読んでみてね。

ガートレーは、ガートレーパターンの解説にあるよ。

「ノンフェイラースイング型」ってなに?

クラブのDは、Xを越えて、安値(強気の場合)を更新するよね。

こういう、前の高値・安値を更新する形を、
「ノンフェイラースイング型」と呼ぶことがあるんだ。

反対に、バットのように、Xの内側で止まる形は「フェイラースイング型」と呼ばれるよ。

「更新に失敗した波」という意味だね。

バットについては、バットパターンの解説に書いているよ。

違いは、損切りの考え方に効いてくるんだ。

フェイラースイング型は「Xを割ったら形が崩れた」と考えやすいけど、
クラブは最初からXを越える型だから、
その考え方は使えないんだよね。

くわしくは、フェイラースイングの解説に書いているから、
気になる人は見てみてね。

エントリー・損切り・利確の考え方(一例)

ここからは、クラブを実際のチャートで使うときの考え方だよ。

あくまで僕の一例だから、参考程度に読んでね。

エントリー・損切り・利確の考え方の一例を示した図。PRZの外側に損切りを置く

エントリーは、PRZで反応を見てから

Dのまわりに引く帯が、PRZ(反転予想ゾーン)だね。

どうやって決まるのかは、PRZの解説記事で詳しく説明しているよ。

クラブは、Dがとても遠いから、価格がXを越えて下がっていく途中は、
「まだ下がるかも」という怖さがあるよ。

PRZに入ったからといって、すぐに入るのはおすすめしないんだ。

ローソク足に反転の気配(長い下ヒゲ、勢いの弱まりなど)が出たかを見てから、
判断するほうが落ち着けるよ。

損切りは、PRZのさらに外側に

クラブは、Xを越える形だから、Xの外側という目印が使えないんだ。

だから、PRZの外側(Dが想定より深くなったとき)に置く考え方が、よく使われるよ。

そこまで行ったら「形が崩れた」と考えて、諦める位置にするんだね。

損切りまでの幅が広くなりやすい

ここが、クラブでいちばん大事な話。

Dが遠いぶん、PRZも広くなりやすくて、損切りまでの幅が広くなりやすいんだ。

同じ損失額におさえたいなら、幅が広いほど、ロットは小さくしなきゃいけないよね。

ここを忘れて、いつもと同じロットで入ると、1回の損失が一気に大きくなってしまうんだ。

損切りを先に決めて、そこから、ロットを逆算する。

この順番だけは、守ってほしいな。

利確の目安

利確のほうは、ADの動きを物差しにして、
0.382戻しや0.618戻しのあたりを候補にする人が多いよ。

もちろん、そこで止まらず突き抜けることもあるから、「必ず届く」とは考えないでね。

数字で考えてみよう(架空の例だよ)

ドル円を例にした、架空の数字で考えてみるね。

実際の価格じゃないよ。

強気の形で計算するね。

  • X:148.00円 → A:152.00円(XAは400pips)
  • バタフライのD(1.272倍):Aから約509pips下がった、146.91円あたり
  • クラブのD(1.618倍):Aから約647pips下がった、145.53円あたり

同じXAでも、バタフライのDとクラブのDでは、約138pipsも差があるよね。

しかも、クラブのDは、Xよりも約247pips下にあるんだ。

Xを大きく越えて、ここまで下がってくる、というのが、クラブの形なんだね。

ここで、PRZのまわりに損切りを置くとして、
その位置が、エントリーの位置から離れていたら、
損切りまでの幅も広くなるよ。

たとえば、損切りまでが60pipsなら、
損失を口座資金の1%前後におさえるために、
ロットは、30pipsのときの半分にしなきゃいけない、
という計算になるんだ。

幅が広いのに、ロットを変えないと、損失は2倍になるからね。

「幅に合わせて、ロットを変える」。

これが、クラブで大事な習慣だよ。

クラブを探すときの手順(僕ならこうするよ)

クラブをチャートの上で探すときの順番を、5つのステップにしてみたよ。

人によってやり方は違うから、ひとつの例として見てね。

ステップ1:大きな流れをざっくり見る

日足や4時間足で、今の相場の向きを確認するよ。

クラブは動きが大きくなりやすいから、
大きな流れの中で、今どのあたりにいるのかを、
先に見ておくと安心なんだ。

ステップ2:ジグザグの波を5つの点に当てはめる

高値と安値を順番にたどって、5つの点に当てはまりそうなジグザグを探すんだ。

ステップ3:Dの予想位置に印をつける

クラブでは、Dの予想位置(XAの1.618倍)が、Xからだいぶ離れた場所になるよね。

その位置に、あらかじめ印をつけておくんだ。

印の手前で入らないための目印になるし、
「ここまで来る可能性がある」と、
気持ちの準備もできるよ。

ステップ4:BC射影で、裏づけを取る

BCの動きに対して、CDが2.24〜3.618倍の範囲に入るかも確認するよ。

Dの予想位置と、BC射影の範囲が重なれば、少し安心材料になるんだ。

ただ、重なっても、反転する保証にはならないよ。

ステップ5:損切りを先に決めてから、反応を待つ

価格がDの近くまで来たら、先に損切りの位置を決めておくよ。

そのうえで、ローソク足がどう動くかを観察して、反応がなければ見送ってもOKなんだ。

成立する形と、成立しない形

クラブのように見えても、条件から外れている形は、意外とたくさんあるんだ。

クラブが成立する形と、成立しない形の比較図

成立しない例

  • DがXを越えていない(これは、ガートレーやバットに近いかも)
  • Dが1.272倍あたりで反転している(これは、バタフライかもしれない)
  • Bが0.786のように深く戻っている(これは、バタフライなど別の型かも)

迷ったら、無理に当てはめない

「クラブにしては、何か違う気がする…」と感じたときは、
無理に型へ当てはめず、見送るのが安全だよ。

比率の許容範囲を少しずつ広げてしまうと、
どんな形でもクラブに見えてしまうから、注意してね。

基準を緩めたくなったら、それ自体が警告サインだと思ってね。

ここは、はっきり言うね

いいことも書いてきたけど、ここは、はっきり言っておくね。

  • クラブが出たからといって、利益が約束されるわけではないよ。Dが想定より深くなって、そのまま下げ止まらないことも、よくあるんだ。
  • クラブで実際に売買した成績の検証は、まだできていないんだ。だから、「勝率が高い」といった言い方は、できないよ。
  • 比率の数字は、本や資料によって差があるよ。ここで紹介した値は、数ある中のひとつの目安なんだ。
  • Dが遠い型だから、損切りまでの幅が広くなりやすくて、少額資金では、ロットを小さくしすぎて、最小ロットを下回ることもあるよ。

ハーモニックパターンは、未来を当てる公式ではなくて、
「このあたりで反転するかも」という場所の候補を見つける道具だと思っているよ。

大きな流れや直前の高値・安値、ローソク足の反応といった別の材料も見て、
損切りだけは先に決めておく。

ここだけは、必ず守ってね。

初心者がやりがちなミス

初心者がつまずきやすいポイントを、まとめておくね(汗)

  • 1.272倍で反転したのに、「クラブだ!」と呼んでしまう(それは、バタフライかも)
  • Dが遠いことを忘れて、いつもと同じロットで入ってしまう
  • PRZに入った瞬間に、反応を待たずに入ってしまう
  • 損切りを置かずに、「ここまで来たら戻るはず」と待つ
  • 比率が合っていないのに、「まあ近いからいいか」と自分を納得させる

「ここまで下がったら、もう反転するよね?」

Dがどんどん下がっているとき、「ここまで来たら、もう反転でしょ」と思いたくなるよね。

でも、その気持ちがいちばん危ないんだ。

相場は、僕たちの期待どおりには動いてくれないよ。

反転しなかったときは、素直に損切りをして、次のチャンスを待とうね。

よくある質問(Q&A)

Q. クラブは、バタフライより勝ちやすいの?

A. 「勝ちやすい」とは言えないよ。

クラブもバタフライも、売買成績を検証できていない状態だし、
形が出ても反転しないことは、どちらにもあるんだ。

Q. Dが1.618倍をぴったり越えたら、クラブじゃなくなる?

A. ピッタリ合う場面のほうが少ないよ。

「ここまでなら許す」という幅を先に決めておいて、
毎回その基準で判断するのがコツなんだ。

本によって数字も違うから、唯一の正解はないんだ。

Q. 少額資金でも使える?

A. 損切りまでの幅しだいだよ。

幅が広いと、損失を1%前後におさえるロットが、
最小ロットを下回ってしまうこともあるんだ。

そのときは、見送るのも立派な判断だと思うな。

Q. 何時間足で見るのがいい?

A. 慣れるまでは、日足か4時間足がおすすめだよ。

短い時間足は、パターンの数が増えるぶん、だまし(予想と逆に動くこと)も増えるんだ。

Q. 0.382や1.618って、何の数字?

A. フィボナッチと呼ばれる比率をもとにしているよ。

そもそもフィボナッチって何?という人は、
フィボナッチの解説を先に読むと、
数字の意味が分かって、覚えやすくなるよ。

探すのが大変なときの、ひとつの方法

クラブは、Dが遠いぶん、チャートを目で追って探すのに時間がかかるんだ。

そこで僕は、比率の確認を手伝ってくれる自作のインジケーターRatioFangを使っているよ。

形の候補を見つけて、PRZ(反転しやすいと考えるゾーン)を表示してくれるんだ。

判断するのは自分だから、「探す手間を減らす道具」くらいの気持ちで見てね。

まとめ

今日は、クラブパターンを解説したよ。

ポイントをおさらいするね。

  • X・A・B・C・Dの5点でつくる形で、Dがいちばん遠くまで伸びる型
  • Bは0.382〜0.618戻し、DはXAの1.618倍が目安(資料によって違いがある)
  • バタフライとの違いは、Dの位置。1.272倍ならバタフライ、1.618倍ならクラブ、が目安
  • Dが遠いぶん、損切りまでの幅が広くなりやすい。ロットは、損切りから逆算して小さくする
  • 形が出ても、反転するとは限らない。利益は保証されないよ

分からない言葉が出てきたら、ハーモニックパターンの用語集で調べてみてね。

シリーズ全体のまとめは、親記事のハーモニックパターンとはにあるよ。

トレードにはリスクがつきものだから、無理はしないでね。

自分のペースで、少しずつ慣れていこう。

ここまで読んでくれて、ありがとう☆

君は、バタフライとクラブ、チャートで見分けられそうかな?次の記事でも、
一緒にゆっくり整理していこうね♪

※投資判断について
当ブログに掲載している相場分析やトレード手法は、管理人の個人的な見解です。内容の正確性や利益を保証するものではありません。最終的な投資判断は、必ずご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
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