ハーモニックパターン

ディープクラブパターンとは?クラブとの違いとBの0.886戻し

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鼻ツっぺ

少額資金(数万円〜)からのFXスイングトレードを中心に研究・実践しています。

主にブレイクアウト手法における「ダマシ回避」「環境認識」「資金管理」をテーマに検証を継続。
実戦で再現性のあるトレード設計を公開しています。

MT4・MT5インジケーターおよびEA開発も行い、ロット計算・資金設計ツールなど実務に直結する開発・運用を実施。
「当てるトレード」ではなく「崩れない設計」を重視した少額資金トレード戦略を発信しています。

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こんぬつゎ!鼻ツっぺです♪

今日は「ディープクラブパターン」を見ていくよ☆

名前に「ディープ(深い)」とついているよね。

何が深いのかというと、「Bの戻しが深い」んだ。

以前に書いたクラブパターンの解説では、
Dがいちばん遠くまで伸びる形を見たよね。

ディープクラブは、その仲間で、Dの位置は同じくらい遠いんだけど、Bの位置が違うんだ。

見た目がそっくりだから、「どこが違うの?」って、迷いやすいところなんだよね(汗)。

形、比率、クラブとの違い、そして損切りまでの幅が広くなる点の注意まで、
できるだけやさしく書いていくよ。

ハーモニックパターン全体の流れは、
ハーモニックパターンとはにまとめているよ。

まだの人は、先に読んでおくと、今日の話が入りやすいと思うな。

ディープクラブってどんな形?

ディープクラブも、X・A・B・C・Dの5つの点でつくるジグザグだよ。

特徴は、2つあるんだ。

  • ① Bの戻しが深い(XAの0.886戻し。Xのすぐ近くまで戻ってくる)
  • ② Dが、Xを大きく越えて、いちばん遠くまで伸びる

ディープクラブパターンのイメージ図。Bの戻しが深く、DはXを大きく越えた先に来る

山登りでたとえると

Xから山頂Aまで登って、下りるときに、ほとんど登山口(X)の近くまで戻ってしまう。

そこから少し登り返してCまで行って、
また下りはじめたら、今度は登山口を通り過ぎて、
さらに深い谷の底(D)まで下りていく。

そんなイメージだよ。

「ほとんど全部戻したのに、さらに下まで行くの?」と、不安になりやすい形でもあるんだ。

強気と弱気

図は、価格が上がることを期待する「強気」の形で描いたよ。

上下をさかさまにすると、「弱気」の形になるんだ。

点の取り方は同じで、向きだけが反対だよ。

この記事の後半に出てくる実際のチャートは、弱気の形の例なんだ。

ディープクラブの比率を見てみよう

数字がいくつか出てくるけど、暗記は不要だよ。

「目安はこのあたりなんだな」と眺めてもらえれば、それでOKなんだ。

ディープクラブの比率の目安をまとめた表。BはXAの0.886戻し、DはXAの1.618倍

B点は「XAの0.886戻し」

XからAまで上がったあと、Bまで戻るよね。

ディープクラブでは、XAの動きの0.886戻しのあたりにBが来るのが目安だよ。

ほぼ全部を戻した、というくらい、深い戻しなんだ。

C点は「ABの0.382〜0.886戻し」

Cは、ABの動きの0.382〜0.886戻しの範囲にあればOK、
というゆるめの条件だよ。

範囲が広いから、Cだけでディープクラブかどうかを決めるのは難しいんだ。

D点は「XAの1.618倍」

いちばん大事なのがここ。

DはXAの動きの1.618倍の位置が目安だよ。

XからAまでの動きを、Xのさらに先へ、1.6倍ちょっと伸ばした場所、ということだね。

この点は、クラブと同じなんだ。

BC射影は「2.0〜3.618倍」

BCの動きに対して、CDが2.0〜3.618倍になるか(BC射影)も、
Dの位置の裏づけに使われるよ。

数字の幅が大きいことからも、Dが遠くまで伸びる型だと分かるよね。

比率は資料によって違うことも

念のため言っておくね。

ディープクラブの数字も、資料ごとに少しずつ違うよ。

ここで挙げた値は、一般的に使われる目安のひとつなんだ。

実際のチャートで、ぴったり一致することはまれだから、
近ければOKと考えるのが現実的だよ。

クラブとの違いを整理しよう

2つを並べて整理するね。

クラブ ディープクラブ
Bの戻し XAの0.382〜0.618戻し XAの0.886戻し(深い)
Dの位置 XAの1.618倍 XAの1.618倍
形の印象 Bは浅めから中くらい Bが、Xのすぐ近くまで戻る
損切りの考え方 Xを越える形 同じく、Xを越える形

違いは、ほとんど「Bの深さ」だけなんだ。

Bが浅めならクラブ、Bが0.886くらいまで深く戻っていればディープクラブ、
という見分け方だよ。

ただ、境目はあいまいなんだよね。

Bが0.7あたりで止まっている、といったときは、どちらとも言いにくいんだ。

そういうときは、名前にこだわりすぎなくて大丈夫。

大事なのは、「Dがとても遠いところまで来る形だ」と分かっていることだよ。

バタフライとの違いも気になる人は、
バタフライパターンの解説も、
あわせて読んでみてね。

実際のチャートで見てみよう

説明だけだと分かりにくいから、実際の日足チャートに点を重ねたものも見てみてね。

ドルスイスフランの日足チャートにディープクラブ(弱気)の点X・A・B・C・Dを重ねた図(検証環境の相場データ)

これは、ドルスイスフランの日足(検証環境で取得したデータ)に、
RatioFangが自動で見つけた点を重ねたものだよ。

弱気の形なので、図解とは上下が逆になっているんだ。

Bが、Xのすぐ近くまで戻っていること、
Dが、Xを越えた先まで来ていることが、分かるかな。

ただし、この図は、「形の一例」として載せているだけだよ。

Dのあとに反転したかどうか、利益になったかどうかは、この記事では扱っていないんだ。

形が見つかることと、勝てることは、別の話だからね。

ノンフェイラースイング型ってなに?

ディープクラブのDは、Xを越えて、安値(強気の場合)を更新するよね。

こういう、前の高値・安値を更新する形を、
「ノンフェイラースイング型」と呼ぶことがあるんだ。

Xを越える形だから、「Xを割ったら、形が崩れた」という考え方は、使えないんだよね。

くわしくは、フェイラースイングの解説に書いているから、
気になる人は見てみてね。

エントリー・損切り・利確の考え方(一例)

ここからは、ディープクラブを実際に使うときの考え方だよ。

あくまで僕の一例だから、参考程度に読んでね。

エントリー・損切り・利確の考え方の一例を示した図。PRZの外側に損切りを置く

エントリーは、PRZで反応を見てから

Dのまわりに引く帯が、PRZ(反転予想ゾーン)だね。

どうやって決まるのかは、PRZの解説記事で詳しく書いているよ。

Dがとても遠いから、価格がXを越えて動いていく途中は、
「まだ続くかも」という怖さがあるよ。

PRZに入ったからといって、すぐに入るのはおすすめしないんだ。

ローソク足に、反転の気配(長いヒゲ、勢いの弱まりなど)が出たかを見てから、
判断するほうが落ち着けるよ。

損切りは、PRZのさらに外側に

Xを越える形だから、Xの外側という目印は使えないんだ。

だから、PRZの外側(Dが想定より深くなったとき)に置く考え方が、よく使われるよ。

そこまで行ったら「形が崩れた」と考えて、諦める位置にするんだね。

損切りまでの幅が広くなりやすい

ここが、いちばん大事な話だよ。

Dが遠いぶん、PRZも広くなりやすくて、損切りまでの幅が広くなりやすいんだ。

同じ損失額におさえたいなら、幅が広いほど、ロットは小さくしなきゃいけないよね。

ここを忘れて、いつもと同じロットで入ると、1回の損失が一気に大きくなってしまうんだ。

損切りを先に決めて、そこから、ロットを逆算する。

この順番だけは、守ってほしいな。

利確の目安

利確は、ADの動きを物差しにして、
0.382戻しや0.618戻しのあたりを候補にする人が多いよ。

もちろん、そこで止まらず突き抜けることもあるから、「必ず届く」とは考えないでね。

数字で考えてみよう(架空の例だよ)

ドル円を例にした、架空の数字で考えてみるね。

実際の価格じゃないよ。

強気の形で計算するよ。

  • X:148.00円 → A:152.00円(XAは400pips)
  • Bは、XAの0.886戻し。Aから約354pips戻した、148.46円あたり(Xの148.00円まで、あと46pipsだね)
  • Dは、XAの1.618倍。Aから約647pips下がった、145.53円あたり(Xよりも約247pips下)

Bが、Xの上46pipsまで戻ってきているのに、Dは、Xの下247pipsまで行く。

「Xの近くまで戻ったのに、そこで止まらないの?」と、思うよね。

これが、ディープクラブの怖いところであり、特徴なんだ。

損切りまでの幅が、30pipsなのか60pipsなのかで、ロットは変わるよ。

幅が広いのに、ロットを変えないと、損失は大きくなるからね。

「幅に合わせて、ロットを変える」。

これが、ディープクラブで大事な習慣だよ。

ディープクラブを探すときの手順(僕ならこうするよ)

探すときの順番を、5つのステップにしてみたよ。

人によってやり方は違うから、ひとつの例として見てね。

ステップ1:大きな流れを見る

日足や4時間足で、今の相場の向きを確認するよ。

動きが大きくなりやすい形だから、
大きな流れの中で、今どのあたりにいるのかを、
先に見ておくと安心なんだ。

ステップ2:Bの深さを見る

ジグザグの中で、Bが、XAの0.886戻しのあたりまで、深く戻っているものを探すよ。

浅めなら、クラブかもしれないね。

ステップ3:Dの予想位置に印をつける

XAの1.618倍の位置に、あらかじめ印をつけておくよ。

印の手前で入らないための目印になるし、
「ここまで来る可能性がある」と、
気持ちの準備もできるんだ。

ステップ4:BC射影で、裏づけを取る

BCの動きに対して、CDが2.0〜3.618倍の範囲に入るかも確認するよ。

Dの予想位置と、BC射影の範囲が重なれば、少し安心材料になるんだ。

ただ、重なっても、反転する保証にはならないよ。

ステップ5:損切りを先に決めてから、反応を待つ

価格がDの近くまで来たら、先に損切りの位置を決めておくよ。

そのうえで、ローソク足の動きを観察して、反応がなければ見送ってもOKなんだ。

成立する形と、成立しない形

ディープクラブに見えても、条件から外れている形は、たくさんあるんだ。

ディープクラブが成立する形と、成立しない形の比較図

成立しない例

  • Bの戻しが浅い(これは、クラブなど、別の型かもしれない)
  • DがXを越えていない(これは、バットやガートレーに近いかも)
  • Dが1.272倍あたりで反転している(これは、バタフライかもしれない)

迷ったら、無理に当てはめない

「ディープクラブにしては、何か違う気がする…」と感じたら、
無理に当てはめず、見送るのが安全だよ。

許容範囲を少しずつ広げていくと、
どんな形でもディープクラブに見えてしまうから、注意してね。

基準を緩めたくなったら、それ自体が警告サインだと思ってね。

ここは、はっきり言うね

いいことも書いてきたけど、ここは、はっきり言っておくね。

  • ディープクラブが出たからといって、利益が約束されるわけではないよ。Dが想定より深くなって、そのまま下げ止まらないことも、よくあるんだ。
  • ディープクラブで実際に売買した成績の検証は、まだできていないんだ。だから、「勝率が高い」といった言い方は、できないよ。
  • 比率の数字は、本や資料によって差があるよ。ここで紹介した値は、数ある中のひとつの目安なんだ。
  • Dが遠い型だから、損切りまでの幅が広くなりやすくて、少額資金では、ロットを小さくしすぎて、最小ロットを下回ることもあるよ。

ハーモニックパターンは、未来を当てる公式ではなくて、
「このあたりで反転するかも」という場所の候補を見つける道具だと思っているよ。

大きな流れや直前の高値・安値、ローソク足の反応といった別の材料も見て、
損切りだけは先に決めておく。

ここだけは、必ず守ってね。

初心者がやりがちなミス

つまずきやすいポイントを、まとめておくね(汗)

  • Bが深く戻っただけで、「ディープクラブだ!」と決めてしまう(Dの位置も確認してね)
  • Dが遠いことを忘れて、いつもと同じロットで入ってしまう
  • PRZに入った瞬間に、反応を待たずに入ってしまう
  • 損切りを置かずに、「ここまで来たら戻るはず」と待つ
  • 比率が合っていないのに、「まあ近いからいいか」と自分を納得させる

よくある質問(Q&A)

Q. ディープクラブは、クラブより勝ちやすいの?

A. 「勝ちやすい」とは言えないよ。

どちらも、売買成績を検証できていない状態だし、
形が出ても反転しないことは、どちらにもあるんだ。

Q. Bが0.886より少し浅かったら、クラブになる?

A. 境目は、あいまいなんだ。

資料によって数字も違うから、唯一の正解はないよ。

「Bが深い」「Dが遠い」と、特徴で理解しておくのがおすすめだよ。

Q. 少額資金でも使える?

A. 損切りまでの幅しだいだよ。

幅が広いと、損失を1%前後におさえるロットが、
最小ロットを下回ってしまうこともあるんだ。

そのときは、見送るのも立派な判断だと思うな。

Q. 何時間足で見るのがいい?

A. 慣れるまでは、日足か4時間足がおすすめだよ。

短い時間足は、形の数が増えるぶん、だまし(予想と逆に動くこと)も増えるんだ。

Q. 0.886や1.618って、何の数字?

A. フィボナッチと呼ばれる比率をもとにしているよ。

そもそもフィボナッチって何?という人は、
フィボナッチの解説を先に読むと、
数字の意味が分かって、覚えやすくなるよ。

探すのが大変なときの、ひとつの方法

ディープクラブは、Dが遠いぶん、チャートを目で追って探すのに時間がかかるんだ。

そこで僕は、比率の確認を手伝ってくれる自作のインジケーターRatioFangを使っているよ。

形の候補を見つけて、PRZ(反転しやすいと考えるゾーン)を表示してくれるんだ。

判断するのは自分だから、「探す手間を減らす道具」くらいの気持ちで見てね。

まとめ

今日は、ディープクラブパターンを解説したよ。

ポイントをおさらいするね。

  • X・A・B・C・Dの5点でつくる形で、Bの戻しが深く、Dが遠くまで伸びる型
  • BはXAの0.886戻し、DはXAの1.618倍が目安(資料によって違いがある)
  • クラブとの違いは、ほとんど「Bの深さ」
  • Dが遠いぶん、損切りまでの幅が広くなりやすい。ロットは、損切りから逆算して小さくする
  • 形が出ても、反転するとは限らない。利益は保証されないよ

分からない言葉が出てきたら、ハーモニックパターンの用語集で調べてみてね。

シリーズ全体のまとめは、親記事のハーモニックパターンとはにあるよ。

トレードにはリスクがつきものだから、無理はしないでね。

自分のペースで、少しずつ慣れていこう。

ここまで読んでくれて、ありがとう☆

君は、クラブとディープクラブ、Bの深さで見分けられそうかな?次の記事でも、
一緒にゆっくり整理していこうね♪

※投資判断について
当ブログに掲載している相場分析やトレード手法は、管理人の個人的な見解です。内容の正確性や利益を保証するものではありません。最終的な投資判断は、必ずご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
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