ハーモニックパターン

スリードライブパターンとは?安値を3回更新する形と比率

アニメ風にデフォルメされた少額資金fxスタイル鼻ツっぺが、片方の鼻にティッシュを詰めたコミカルな表情のイラスト

鼻ツっぺ

少額資金(数万円〜)からのFXスイングトレードを中心に研究・実践しています。

主にブレイクアウト手法における「ダマシ回避」「環境認識」「資金管理」をテーマに検証を継続。
実戦で再現性のあるトレード設計を公開しています。

MT4・MT5インジケーターおよびEA開発も行い、ロット計算・資金設計ツールなど実務に直結する開発・運用を実施。
「当てるトレード」ではなく「崩れない設計」を重視した少額資金トレード戦略を発信しています。

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・FXブレイクアウト手法研究・検証
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こんぬつゎ!鼻ツっぺです♪

ハーモニックパターンの仲間を見てきて、今日は「スリードライブパターン」だよ☆

名前のとおり、「ドライブ」(ひと押しの動き)が3回続く形なんだ。

これまでのガートレーやバットは、X・A・B・C・Dの5つの点でつくる形だったよね。

スリードライブは、ちょっと毛色が違って、点が6つ(0〜5)あるんだ。

「あれ、数え方が違う…」って、最初は戸惑うかもしれないね(汗)。

今日は、スリードライブの形、比率、
成立しない形、そして損切りの考え方まで、
できるだけやさしく書いていくよ。

ハーモニックパターン全体の流れは、
ハーモニックパターンとはにまとめているよ。

まだの人は、先に読んでおくと、今日の話が入りやすいと思うな。

スリードライブってどんな形?

スリードライブは、安値(強気の場合)を、3回続けて更新していく形だよ。

「ドライブ」と「修正」が、交互に3回ずつ並ぶんだ。

スリードライブパターンのイメージ図。ドライブと修正が交互に続き、安値を3回更新する

点には、0から5まで番号をつけるよ。

  • 0→1:1回目のドライブ(下げ)
  • 1→2:修正(戻り)
  • 2→3:2回目のドライブ(下げ)
  • 3→4:修正(戻り)
  • 4→5:3回目のドライブ(下げ)

最後の5が、反転を期待する場所になるんだ。

階段でたとえると

階段を、3段下りるイメージだよ。

1段下りて、ちょっと戻る。

もう1段下りて、またちょっと戻る。

そして3段目を下りたところが、5の位置だね。

下りるたびに「そろそろ底かな?」と思うんだけど、
3回目まで下りきったところで、息切れして反転しやすい、
というのがこの形の考え方なんだ。

もちろん、そのとおりに止まるとは限らないんだけどね。

強気と弱気

図は、価格が上がることを期待する「強気」の形で描いたよ。

上下をさかさまにすると、高値を3回更新していく「弱気」の形になるんだ。

点の取り方は同じで、向きだけが反対だよ。

スリードライブの比率を見てみよう

数字がいくつか出てくるけど、暗記は不要だよ。

「だいたいこのあたりが目安なんだな」と眺めてもらえれば、それで十分なんだ。

スリードライブの比率の目安をまとめた表。修正は0.618〜0.786戻し、ドライブは直前の修正の1.272〜1.618倍

修正は「直前のドライブの0.618〜0.786戻し」

ドライブで下げたあとの戻りを、「修正」と呼ぶよ。

この戻りが、直前のドライブの0.618〜0.786戻しのあたりに来るのが、
目安だと言われているんだ。

下げた分の6〜8割くらいを戻す、という感覚だね。

ドライブは「直前の修正の1.272〜1.618倍」

次のドライブは、直前の修正の1.272〜1.618倍くらいの大きさで下げる、
というのが目安だよ。

修正で戻した分を、1.3〜1.6倍にして、また下げていくイメージなんだ。

「前より大きく下げる」ので、安値がちゃんと更新されるよね。

ここが、形として大事なところなんだ。

比率は資料によって違うことも

念のため言っておくね。

スリードライブの数字も、本や資料によって少しずつ違うよ。

時間の対称性(ドライブどうしの足の本数がそろっているか)を見る流派もあるんだ。

ここで書いた数字は、比率だけで見る場合の目安のひとつだよ。

実際のチャートでピッタリ一致することはまれだから、
近ければOKと考えるのが現実的だと思うな。

数字の元になっているフィボナッチについては、
フィボナッチの解説で説明しているよ。

ほかのパターンと、どこが違う?

ガートレーやバットなどは、X・A・B・C・Dの5点で、
Dが「XAの何倍・何戻しか」で決まる形だったよね。

たとえば、ガートレーパターンの解説では、
Dの位置がいちばんの見どころだったんだ。

スリードライブは、そういう「全体に対する位置」ではなくて、
「直前の動きに対して、次の動きがどれくらいか」を、
順番に見ていく形なんだ。

ガートレーなどの5点型 スリードライブ
点の数 X・A・B・C・Dの5つ 0〜5の6つ
見るもの Dが、XAの何倍・何戻しか 修正とドライブの比率が、交互にそろうか
形の特徴 Dが、Xの内側や外側に来る 安値(または高値)を3回更新する

だから、「5点に当てはめて探す」というよりは、
「ジグザグが3回きれいに続いているか」を見るほうが、
探しやすいと思うよ。

実際のチャートで見てみよう

説明だけだと分かりにくいから、実際の日足チャートに点を重ねたものも見てみてね。

ユーロドルの日足チャートにスリードライブの点0から5を重ねた図(検証環境の相場データ)

これは、ユーロドルの日足(検証環境で取得したデータ)に、
RatioFangが自動で見つけた点を重ねたものだよ。

安値の更新が3回続いて、5のところまで来ているのが分かるかな。

ここで大事なことを言うね。

この図は、「形のきれいな一例」として載せているだけなんだ。

5のあとに反転したかどうか、反転したとしても利益になったかどうかは、
この記事では扱っていないよ。

形が見つかることと、勝てることは、別の話だからね。

エントリー・損切り・利確の考え方(一例)

ここからは、スリードライブを実際に使うときの考え方だよ。

あくまで僕の一例だから、参考程度に読んでね。

エントリー・損切り・利確の考え方の一例を示した図。3回目の安値の外側に損切りを置く

エントリーは、5の付近で反応を見てから

5の付近に引く帯が、PRZ(反転予想ゾーン)だね。

どうやって決まるのかは、PRZの解説記事で詳しく書いているよ。

3回も下げたあとだと、「もう反転するでしょ」と思いたくなるけど、
そこでいきなり入るのはおすすめしないんだ。

ローソク足に、長い下ヒゲや、勢いの弱まりといった気配が出たかを見てから、
判断するほうが落ち着けるよ。

損切りは、3回目の安値の外側に

損切りは、5の安値のさらに外側に置く考え方が、よく使われるよ。

そこまで下がったら、「3回で止まる」という前提が崩れたと考えて、
諦める位置にするんだね。

利確の目安

利確は、5から戻ったときの、直前の修正の高値(4のあたり)や、
その手前を候補にする人が多いよ。

もちろん、そこまで届かないことも、
突き抜けることもあるから、「必ず届く」とは考えないでね。

数字で考えてみよう(架空の例だよ)

ドル円を例にした、架空の数字で考えてみるね。

実際の価格じゃないよ。

強気の形(下げ続ける形)で計算するよ。

  • 1回目のドライブ(0→1):150.00円 → 148.00円(200pips下げ)
  • 修正(1→2):0.618戻しなら、123pipsほど戻した149.23円あたり
  • 2回目のドライブ(2→3):直前の修正の1.272倍なら、約156pips下げた147.67円あたり

安値が、148.00円から147.67円へと、更新されているよね。

同じように、もう1回修正とドライブが続けば、3回目の安値ができるんだ。

損切りまでの幅が30pipsなのか60pipsなのかで、ロットは変わるよ。

損失を口座資金の1%前後におさえたいなら、幅が広いほど、ロットは小さくする。

損切りを先に決めて、ロットを逆算する。

この順番は、どのパターンでも同じだよ。

スリードライブを探すときの手順(僕ならこうするよ)

探すときの順番を、5つのステップにしてみたよ。

人によってやり方は違うから、ひとつの例として見てね。

ステップ1:大きな流れを見る

日足や4時間足で、今の相場の向きを確認するよ。

スリードライブは、下げが続いたあとの反転を狙う形だから、
まず、下げが続いているかを見るんだ。

ステップ2:安値(高値)の更新を数える

安値が、1回目、2回目、3回目と更新されていくかを、数えるよ。

2回で止まっているなら、まだ形が完成していないと考えるんだ。

ステップ3:修正の比率を確認する

2つの修正が、直前のドライブの0.618〜0.786戻しに近いかを見るよ。

ここが大きくずれていたら、スリードライブとは呼べないかもしれないね。

ステップ4:3回目のドライブの大きさを確認する

3回目のドライブが、直前の修正の1.272〜1.618倍に入るかを見るよ。

入っていれば、5の位置の目安になるんだ。

ステップ5:損切りを先に決めてから、反応を待つ

5の近くまで来たら、先に損切りの位置を決めておくよ。

そのうえで、ローソク足の動きを観察して、反応がなければ見送ってもOKなんだ。

成立する形と、成立しない形

スリードライブに見えても、条件から外れている形は、たくさんあるんだ。

スリードライブが成立する形と、成立しない形の比較図

成立しない例

  • 3回目の安値が、2回目の安値を更新していない
  • 修正が浅すぎる(0.618戻しに届かない)、または深すぎる(安値を割り込む)
  • 3回目のドライブが、直前の修正と比べて小さすぎる

迷ったら、無理に当てはめない

「スリードライブにしては、何か違う気がする…」と感じたら、
無理に当てはめず、見送るのが安全だよ。

許容範囲を少しずつ広げていくと、
どんな形でもスリードライブに見えてしまうから、注意してね。

基準を緩めたくなったら、それ自体が警告サインだと思ってね。

ここは、はっきり言うね

いいことも書いてきたけど、ここは、はっきり言っておくね。

  • スリードライブが出たからといって、利益が約束されるわけではないよ。4回目、5回目と、さらに安値を更新していくことも、よくあるんだ。
  • スリードライブで実際に売買した成績の検証は、まだできていないんだ。だから、「勝率が高い」といった言い方は、できないよ。
  • 比率の数字は、本や資料によって差があるよ。ここで紹介した値は、数ある中のひとつの目安なんだ。
  • 下げ(上げ)が続いている最中に、反転を狙う形だから、流れに逆らう売買になるよ。リスクは大きくなりやすいんだ。

ハーモニックパターンは、未来を当てる公式ではなくて、
「このあたりで反転するかも」という場所の候補を見つける道具だと思っているよ。

大きな流れや直前の高値・安値、ローソク足の反応といった別の材料も見て、
損切りだけは先に決めておく。

ここだけは、必ず守ってね。

初心者がやりがちなミス

つまずきやすいポイントを、まとめておくね(汗)

  • 2回目の安値で、「スリードライブだ!」と決めてしまう(3回目を待ってね)
  • 比率がずれているのに、「まあ近いからいいか」と自分を納得させる
  • 3回目の安値で、反応を待たずに入ってしまう
  • 損切りを置かずに、「3回も下げたから、もう反転するはず」と待つ
  • 流れが強いときに、逆らって何度も入ってしまう

よくある質問(Q&A)

Q. スリードライブは、ほかのパターンより勝ちやすいの?

A. 「勝ちやすい」とは言えないよ。

どのパターンも、売買成績を検証できていない状態だし、
形が出ても反転しないことは、どれにもあるんだ。

Q. 点が6つあるのは、どうして?

A. ドライブが3回あって、その間に修正が2回あるから、
点を数えると、0〜5の6つになるんだよ。

5点型とは、数え方が違うんだ。

Q. 時間足は、何がいい?

A. 慣れるまでは、日足か4時間足がおすすめだよ。

短い時間足は、形の数が増えるぶん、だまし(予想と逆に動くこと)も増えるんだ。

Q. 4回目のドライブが来たら、どう考える?

A. 「3回で止まる」という前提が崩れたと考えて、素直に損切りをするのが基本だよ。

ここで取り返そうとして、ロットを増やすのは、おすすめしないな。

Q. 少額資金でも使える?

A. 損切りまでの幅しだいだよ。

幅が広いと、損失を1%前後におさえるロットが、
最小ロットを下回ってしまうこともあるんだ。

そのときは、見送るのも立派な判断だと思うな。

探すのが大変なときの、ひとつの方法

スリードライブは、ジグザグを何回も数えるから、
チャートを目で追って探すのに時間がかかるんだ。

そこで僕は、比率の確認を手伝ってくれる自作のインジケーターRatioFangを使っているよ。

形の候補を見つけて、PRZ(反転しやすいと考えるゾーン)を表示してくれるんだ。

判断するのは自分だから、「探す手間を減らす道具」くらいの気持ちで見てね。

まとめ

今日は、スリードライブパターンを解説したよ。

ポイントをおさらいするね。

  • ドライブと修正が交互に3回ずつ続いて、安値(高値)を3回更新する形
  • 点は0〜5の6つ。5点型とは数え方が違う
  • 修正は直前のドライブの0.618〜0.786戻し、ドライブは直前の修正の1.272〜1.618倍が目安(資料によって違いがある)
  • 3回目の安値の外側に損切りを置き、ロットは損切りから逆算する
  • 形が出ても、反転するとは限らない。利益は保証されないよ

分からない言葉が出てきたら、ハーモニックパターンの用語集で調べてみてね。

シリーズ全体のまとめは、親記事のハーモニックパターンとはにあるよ。

トレードにはリスクがつきものだから、無理はしないでね。

自分のペースで、少しずつ慣れていこう。

ここまで読んでくれて、ありがとう☆

君は、チャートの中に「階段を3段下りた形」を、
見つけられそうかな?次の記事でも、
一緒にゆっくり整理していこうね♪

※投資判断について
当ブログに掲載している相場分析やトレード手法は、管理人の個人的な見解です。内容の正確性や利益を保証するものではありません。最終的な投資判断は、必ずご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
  • この記事を書いた人
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鼻ツっぺ

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